2026/03/26 00:00
こんにちは! 氷温熟成肉のお肉屋さん 丸善食品です。
今日はお肉好きの皆様へ、どうしてもお伝えしなければならない「緊急事態」があります。 実は今、スペイン産の豚肉、特に私たちが愛してやまないイベリコ豚が、日本国内で極めて手に入りにくい状況になっています。
現地での病気発生に伴い、現在スペインからの輸入が一時停止されているためです。 これまで当たり前のように楽しめていた「本物のイベリコ豚」が、今や「見つけたら即確保すべき」と言われるほどの希少品となっているのです。
1. ランクの頂点。どんぐりで育つ「ベジョータ」の誇り
イベリコ豚には厳しい格付けがありますが、その頂点に君臨するのが「ベジョータ(Bellota)」です。
スペイン語で「どんぐり」を意味するこの称号は、広大な森で放牧され、栄養たっぷりのどんぐりを食べて育った豚だけが名乗れる特別なもの。
輸入が止まっている厳しい状況ですが、長年卸売として信頼関係を築いてきた私たち丸善食品だからこそ、この最高ランクの在庫を確保することができました。
2. なぜ「歩くオリーブ」と呼ばれるのか?
イベリコ豚ベジョータの最大の特徴は、とろけるような脂身にあります。 どんぐり由来の良質な「オレイン酸」を豊富に含んでいるため、脂の溶ける温度(融点)が非常に低く、口に入れた瞬間にサラッと溶けていくのです。
この「脂の甘み」こそが、他の豚肉では決して代えがきかない、イベリコ豚だけの魔法です。
3. 焼肉で味わう、濃厚な「肩ロース」
今回、私たちがこの貴重なイベリコ豚を最高に美味しく召し上がっていただくために選んだのが、「肩ロースの焼肉用」です。
赤身と脂身が網目状に混ざり合う肩ロースは、イベリコ豚特有のナッツのような芳醇な香りと、肉本来のコクを一番ダイレクトに感じられる部位。厚切りで焼き上げることで、噛むたびにあふれる旨みを楽しめます。

4. プロのひとくちメモ:焼きすぎにご注意!
イベリコ豚の脂は、一般的な豚肉よりも低い温度で溶け始めます。 カリカリに焼きすぎるのではなく、表面にこんがり焼き色がつき、脂が透明に浮き出てきた時が最高に美味しいタイミングです。
まずは「塩」だけで。 次に、脂の甘みを引き立てる「わさび醤油」で。 輸入が止まっている今だからこそ、一口ひとくちを大切に味わっていただきたい逸品です。
さいごに
次にいつ安定して入荷できるか、正直なところ私たちプロでも予測がつきません。 「いつか食べよう」と思っていた方は、ぜひ在庫がある今のうちに、本物のベジョータが持つ「感動の旨み」を体験してください。
皆様の食卓が、この貴重な一皿で最高に贅沢な時間になることを願っています。