2026/04/06 00:00

こんにちは! 氷温熟成肉のお肉屋さん 丸善食品です。

「同じお肉なのに、お店で食べるとなんであんなに柔らかいの?」 「家で切って焼くと、なんだか硬くて噛みきれない……」

そんな経験はありませんか? 実は、お肉の柔らかさを決めるのは、お肉の質だけではありません。「包丁を入れる方向」が運命を分けるんです!

今回は、昭和21年創業の精肉のプロが、誰でもおうちで実践できる「お肉を柔らかくする切り方」を伝授します。


1. 合言葉は「繊維を断ち切る」!

お肉は細長い筋肉の繊維が束になってできています。これを「糸の束」だと想像してみてください。

  • 繊維に「沿って」切る(NG): 糸を長いまま残してしまうので、噛んだ時にゴムのような弾力が残り、硬く感じてしまいます。

  • 繊維に「逆らって」切る(OK): 糸を短くブツブツと切るイメージです。こうすることで、お肉が口の中でホロリとほどけ、驚くほど柔らかく感じられます。

当店の黒毛和牛カルビや、希少なイベリコ豚肩ロースも、この「繊維に対して直角に包丁を入れる」だけで、お肉本来のとろける食感がさらに引き立ちます。


2. 繊維の見分け方は?

「お肉を見ても、どっちが繊維かわからない!」という方は、お肉の表面をじっくり見てみてください。

お肉の表面に流れる「細い線」が見えるはずです。その線と「十字」に交差するように包丁を入れましょう。

  • 霜降り肉の場合: 脂(サシ)に惑わされやすいですが、お肉の「赤い部分」の筋目を見て判断します。

  • 塊肉の場合: お肉を少し指で押してみて、線が見える方向に逆らって切るのがコツです。


3. プロの技:鶏肉や厚切り肉なら「そぎ切り」

焼肉用だけでなく、厚みのあるお肉を調理する時は「そぎ切り」がおすすめです。

包丁を斜めに寝かせて、断面積を広くするように切ることで、繊維をより細かく断ち切ることができます。これだけで、いつものお料理がワンランク上の仕上がりになりますよ。


4. プロのひとくちメモ:包丁は「引いて」切る

お肉を切る時、上からグイグイ押し付けていませんか? そうするとお肉の細胞がつぶれ、美味しい肉汁が逃げ出してしまいます。

包丁の根元から先までを長く使い、「手前にスッと引く」ように切るのがプロの基本。これだけで断面が美しくなり、焼いた時の仕上がりも格段に良くなります。


さいごに

「お肉は繊維に対して直角に、引いて切る。」 たったこれだけで、丸善食品が自信を持って選んだお肉のポテンシャルを120%引き出すことができます。

美味しいお肉を手に入れたら、ぜひこの「プロの切り方」を試してみてくださいね。お口の中でとろける感動が、きっと待っています!